2022年11月27日(日)に愛玩動物飼養管理士2級の試験を受験してきました。
会場や試験内容に関して情報共有したいと思います。
別の記事で愛玩動物飼養管理士の試験対策について詳しく書いていますので、興味のある方はそちらも併せてご覧下さい。
試験会場には入室開始時間に到着する
私は第2部の受験だったため、午後から試験でした。
入室可能時間は14:15〜でしたが、念の為30分前に到着しました。
すでに会場にはチラホラ受験者が集まっており、廊下に設置されているソファーで休憩したり勉強したりしていました。
私の受験会場は名古屋国際会議場でしたが、他の会場の方も廊下に椅子が設置されているなどの配慮がされているそうです。
ちなみに受験会場は受験申し込みの際に希望の都道府県を記載するのみで、詳細な試験場所や午前/午後の時間帯の希望はできませんでした。
もちろん指定された試験時間とは異なる時間帯の試験に行っても受け入れてくれません。
入室時間になると多くの方が会場に集まりだしました。
看護師や保健師の国家試験を受けたときは、1時間前に到着しておくことが当たり前だったので、愛玩動物飼養管理士の試験もそうだったらどうしようと心配しましたが、大丈夫そうでした。
これから受験される方は入室開始時間に到着することを目標に出掛ければ余裕を持って試験に臨めそうです。
FPの試験を受験したときは電車が受験生で激混みでしたが、愛玩動物飼養管理士の試験の時はほとんど普段と変わらない混み具合でした。
当日受験票を忘れてしまった方は本部で仮受験票を発行してもらうことで受験できますので焦らずに対応しましょう。
名古屋国際会議場では鉛筆を忘れてしまった方への貸し出しも行っていました。
おそらく他の受験会場でも同様の配慮がなされているとは思いますが、忘れ物の無いように準備しておくことが大切です。
時計の貸し出しはなく、名古屋国際会議場では壁掛け時計が設置されていました。
一応試験時間が残り10分の時にアナウンスがあります。
受験者は30〜40代の女性が8割
受験者のほとんどが女性でした。
私が受験した部屋は50人ほどの受験者がいましたが、男性は10人もいませんでした。
試験室は1級も2級もごちゃ混ぜなので、周りの人が自分と違う級の勉強をしていても心配ありません。
年齢層は30代以降の方が多い印象です。
専門学生は学校のカリキュラムで愛玩動物飼養管理士が取得できるようになっている場合もあるそうなので、10〜20代の年齢層が少ないのだと思います。
服装はほとんどの方がラフな格好でした。
試験中寒くても大丈夫なように中にヒートテックを着て行ったのと、モコモコの上着も持って行ったのですが、会場は少し暑いくらいでした。
別会場の方は寒くて風も強かったようなので、会場ごとの室温のバラつきはかなりあるようです。
試験開始までの待ち時間は、スクリーニング資料や課題報告問題集の解答解説版で勉強している方が大半でした。
中には全ページにマーカーを引いた教科書を見直している猛者もいましたが…
待機時間はそこまで長いわけではないですので、わざわざ重たい教科書までは持っていかなくてもいいかなと思います。
2級は1時間で55問の全問マーク式問題
2級の試験時間は1時間で55問の問題が出題されます。
全問マーク式の問題で、問それぞれに5個の選択肢があります。
試験問題は1級と2級の問題がセットになった冊子を配布されるため、自分の受験級と異なるページの問題を解いてしまわないように注意が必要です。
1問1分以内を目標に解いて、残り5分でマークミスがないか見直しすることを最低目標にしましょう。
各問にかけられる時間はとても短いですので、わからない問題や不安な問題が出てきたら、そこに時間をかけずにどんどん次に進みましょう。
この時、わからなかった問題番号に印をつけておくと後で時間が余った時の復習が効率的に行えます。
注意してほしいのが、わからない問題にもとりあえずマークを塗りつぶして次の問題に進むことです!
空欄のまま次に進めてしまうと、マークミスが起こる原因になりますのでお気をつけください。
問題冊子とマークシートは回収されます。
問題用紙に自分の回答をメモしておいても帰宅後の自己採点には使えません。
問題の順序は課題報告問題集と異なり、ランダムな並び順で出題されていました。
2022年11月の試験では、いきなり爬虫類の問題からスタートしたので少し焦ったのを覚えています。
試験問題はスクリーニング資料や課題報告問題集に一切記載のなかった内容も数問出ていましたが、明らかに正解の選択肢が他にあったり、消去法で解けたりしたため、そこまで焦る必要はありません。
試験のワンポイントアドバイスとしては、「全て〜」や「〜のみ」などの限定的な表現の選択肢は大抵の場合不正解です。
選択肢に迷った時の参考になれば幸いです。
試験対策はスクリーニングシートと課題報告問題集の2点でOK!
試験対策方法はスクリーニング資料と課題報告問題集を完璧に理解できていればまず間違いありません。
教科書にポイントと記載されているところや、オンライン受講で教科書を確認しておくように念を押されていた箇所も学習はしていたのですが、そこまでする必要はなかった印象です。
スクリーニング資料と課題報告問題集を完璧に学習しておけば、本番の試験で55問を30分弱で解き終わり、合計3週見直しができました。
答えに確信を持てない問題は55問中4問でした。
受験者の方の中には、「問題集から全然出題されなかったため、教科書を何度も読み返さないとダメだ」と言っている方もチラホラ見かけました。
この方達はきっと、問題集の表面的な部分をさらっただけだったため、思うように試験ができなかった可能性が高そうです。
実際、問題集と全く同じ内容が問われていた問題数は数問しかありませんでした。
しかし解説に書かれていた部分からの出題が大半でしたので、問題集をきちんと理解するまでやりこんでいた方は正解を見つけるのにそこまで苦労しなかったと思います。
理解するとは、ただ問題の答えを暗記するのではなく、各選択肢がなぜその答えになるのか説明できる状態を指します。
例えば今回の試験で動物実験における3Rに関する問題がありました。
各英語の日本語訳を問われていましたが、学習段階で3Rの意味をきちんと理解せず、日本語の部分だけをなんとなく丸暗記していた方には辛い問題だったことでしょう。
教科書3冊を完璧にするよりも、問題集1冊を理解できるまで勉強する方が圧倒的に学習時間が短く済みますので、私は後者をお勧めします。
スクリーニング資料は、赤文字を暗記マーカーで塗りつぶして赤シートで隠しながら学習をしました。
こちらも課題報告問題集と大切な部分は被っていますので、暗記にそこまで手こずることはないと思います。
ちなみに試験で適切な数字を問われる問題について、不正解の選択肢は明らかに違う数値が記載されていたため、そこまで厳密に暗記する必要はありません。
(例)鳥の保育器の最適温度は20〜23℃である
→正解は27〜30℃が適温
過去問から全然同じ問題が出題されなかったとの声も聞かれました。
そもそも私は過去問があることを知らなかったのですが、わざわざ購入しなくても協会が配布してくれるもので対策すれば十分ですので、無駄な出費は避けましょう。
きっとこの試験を受験される方は動物が大好きな方が大半だと思いますので、浮いたお金はペットに使ってあげてください。
まとめ
以上、「愛玩動物飼養管理士の試験当日のまとめ」でした。
難易度が低い試験と言われている割にはきちんと試験問題が作成されている印象でした。
それでも8割の方が合格できる試験ですので、試験終了時間まで諦めないで頑張りましょう。
この記事がこれから愛玩動物飼養管理士の試験を受ける方の参考に少しでもなれれば幸いです。
※下記の記事で愛玩動物飼養管理士の勉強方法について詳しく解説しています。
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