可愛いだけじゃシェルティは飼えない!シェルティと暮らして大変なこと18選!!

シェルティの飼い方

今回はシェットランドシープドッグ(シェルティ)を飼う上で大変なことをまとめてみました。
これからシェルティをお迎えしようと悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

ブラッシングが大変

もふもふの見た目からも想像できるように、毎日ブラッシングが必要になります。
特に耳の毛や首元、脇の下などは毛玉ができやすいです。
一度毛玉ができてしまうとあれよあれよという間に大きくなっていき、フェルト状になってしまいます。
私もりんたを飼い始めたばかりの頃はブラッシングの技術が足りず、毎日ブラッシングしていたのにも関わらず、毛玉ができてしまっていました。
その度にトリミングサロンで1カ所500円をお支払いし、毛玉の部分だけカットしてもらっていました。

ドッグショーでチャンピオンになるような子は、毛量を維持するために1週間に一度しかブラッシングしないそうですが、素人が真似すると毛玉だらけのシェルティが一瞬でできあがります。

用具は、スリッカーブラシ、ピンブラシ、コームの3種類は必須になります。
毛艶を出したい方は獣毛ブラシを仕上げで使ったりしています。
ファーミネーターという、抜け毛がごっそりとれるブラシを使っている方もいらっしゃいますが、毛が切れてしまい、シェルティのチャームポイントのふかふかの毛が保ちにくくなるので、あまり勧めしません。

抜け毛が大変

これもシェルティあるあるなのですが、とにかく抜け毛がひどいです。
洋服やタオルには必ずシェルティの毛がついています。むしろ洗濯してもついています。
食事や飲み物にもシェルティの毛が混入することが度々あります。
最近はダイソーで蓋付きのコップを買って使うようになりました。
顔にもよく引っ付いていてくるのですが、毛が細いので取るのが大変です。
もちろん毎日掃除機はかけますが、それでも毛が舞ってしまいます。
シェルティの抜け毛を全て除去するよりも、毛が舞っている状態を受け入れる方がよっぽど楽です。

実家で柴犬を飼っていますが、柴犬よりは抜け毛が少ないのが唯一の救いです。

シャンプーが大変

毛が長いので、シャンプー後のドラヤーが特にが大変です。
バスタオル3枚は絶対必要です。
それプラス、ドライヤーと扇風機2台で乾かします。
私はいつも40分くらい乾かすとギブアップしますが、それでもほんのり湿っている箇所があります。
特に夏場の脱衣所は地獄で、だらだら汗をかきながら毎回乾かしています。

トリミングサロンの費用が高い

シャンプーやドライヤーが大変なので、トリミングサロンにお願いしようとすると1回あたり8,000円前後かかります。
体格の大きい子はさらに追加料金をとられる場合があります。
トリミングが必要な犬種ではないと安心していると思わぬ出費に足をすくわれます。

りんたは生まれて初めてのパピーシャンプーだけはプロの方にお願いして、シャンプー嫌いにならないように配慮しましたが、今は自宅で月に1回程度シャンプーしています。

動くものへの反応がすごい

これは牧羊犬の性なのでしょうか、車、バイク、自転車、走っている人など色んなものに飛びつこうとします。
事故の原因になるため、パピーの頃からのトレーニングが大切になります。

足を狙ってじゃれてくる

これも牧羊犬の性質なのか、飼い主の足に噛みついてくることが多いです。
噛みついてきたらその場で立ち止まり、一切反応しないことがポイントです。
シェルティがあきるまでこの対応を徹底しないといけないので根気が必要になります。

吠え癖がつきやすい、吠え声が大きい

シェルティはもともと吠えることで羊を誘導していたため、吠え癖がつきやすい犬種です。
また、可愛い外見からは想像もつかないようなよくとおる声で吠えます。
集合住宅の場合、シェルティに吠え癖がついてしまうとかなりの確率で苦情が入ることでしょう。
シェルティブームが下火になってしまった原因の一つが吠え癖のひどさだとも言われています。

繊細で臆病な性格

怖がりな性格の子が多いのもシェルティの特徴です。
わんちゃんとの信頼関係を早期から築けると好ましいです。

音に敏感

シェルティは音に敏感な子が多いです。
繊細な性格も相まって、吠えや噛みつきにつながってしまうケースもあります。
小さな頃から音への社会化を行うことが大切です。

先日雷雨があったのですが、あまりの雷の音の大きさにびっくりして、りんたがサークルから逃走を試みていました(笑)

運動量がハンパない

体格に似合わず、ものすごい運動量が必要です。
りんたも1回40分以上の散歩を2回しています。涼しい季節は1日3回行くこともよくあります。
散歩はただ歩くだけではなく、ロングリードで思いっきり走れるとなおよいです。
屋外での散歩に加えて室内では、知育トイやひっぱりっこ遊び、もってこい遊びや追いかけっこなどで運動欲求を発散させる必要があります。

また飼い主さんとコミュニケーションをとることが大好きなので、トレーニングも積極的におこなってあげてください。

体格差が大きい

シェルティは体格差がかなり大きい犬種です。
小さい子だと4kg以下、大きい子だと20kg以上になります。
シェルティの体格の固定はブリーダーさんたちが苦労している点でもあり、なかなか両親のサイズから生まれてくる子のサイズを予想することが難しいです。

集合住宅の場合、小型犬のみ飼育可能となっている物件が多いため、シェルティの子犬を迎える際にはサイズの見極めが重要になります。

皮膚が弱い

コリー系の犬種の子は肌が弱い子が多いです。
りんたも先日おまたがかぶれてしまい、検査や治療で1万2千円ほどかかりました。
しばらくは定期的に受診が必要なので、もう少し費用はかかりそうです。
パピーの時期に肌が弱いか見極めることは難しいので、あらかじめわんちゃん貯金をしておいたり、ペット保険に加入しておく必要があります。

お腹が弱い

こちらも皮膚が弱い特徴と同様にコリー系の子によくみられます。
りんたも生まれつきお腹が緩い方でした。
外でうんちをした時の処理が本当に大変で、トイレットペーパーで拭いたり、水で流したりとかなり手間がかかりました。
緩いうんちの処理にはどうしても限界があり、完璧には除去できない時もありました。
それを見ていたご近所さんにはきつくお叱りを受けた経験もあります。本当に苦い経験です…

今は体質に合ったドッグフードを見つけられたので、うんちの状態も良好で処理に困ることはありません。
幸いなことにりんたは格安フードを気に入ってくれましたが、場合によっては、お高めのフードに変更が必要となることもありますので、毎月の出費が増えることも想定しておきましょう。

破壊神

とにかく破壊の天才です。
りんたのためにと買ってきたおもちゃで1週間以上もったものはほとんどありません。
奇跡的に生き残ったおもちゃは売り切れないうちに買いだめしておくこともあります。

小さい頃はこんなに簡単に壊せるなんて知らずに、おもちゃを与えっぱなしにしていたせいで、中綿を誤飲してしまいそうになったこともあります。
基本的にコング以外のおもちゃは飼い主が見ている時しか遊ばせられません。

それにわんちゃんには遊んでいいものとそうでないものの区別がつきません。
靴下やスリッパ、壁紙、ジョイントマット、目につくものは手当たり次第に壊したり傷つけたりします。
パピー期は本当に元気いっぱいで、「怪獣りんた」と呼んでいたほどです。
1歳を過ぎてからは少しずつ落ち着いてきて、問題行動はなくなりましたが、お迎えしてしばらくは飼い主さんが頭を抱える日々が続きます。

また、トライカラーやバイブラックのような黒色系の色素が入っているシェルティはさらに活発な子が多いため、落ち着くのが6歳過ぎくらいになると言われています。
お迎えする前にどの毛色の子を選ぶのかも慎重に検討してください。

頭がよすぎてダメなこともすぐ覚えてしまう

シェルティはとにかく頭がいいです。
そのため、してほしくないことも1回で覚えてしまいます。
かじられて困るものを置かない、トレーニングが一段落するまでは遊べるスペースを限定するなど、できるだけシェルティがイタズラしない環境づくりが必要です。

エアコンが必須

シェルティは見た目からお察しの通り、暑さに非常に弱いです。
室内飼育はもちろんのこと、夏場のエアコンは基本的に24時間可動になります。
我が家では6畳ほどの広さで1〜2部屋冷房をつけているのですが、その場合の7月の電気代が1万3千円でした。

冬場は雪の中で転げ回るほど元気です。
ただし、パピーや老犬のような体温調節の苦手な子は冬の暖房も必要になります。

お尻やお股が汚れやすい

毛が長いせいで散歩に行くと何かしらくっついていることが多いです。
自宅に帰ったら、ブラシでこまめに汚れを取り除いてあげましょう。
特におまたの部分はおしっこで汚れやすいので、そこだけバリカンで毛を刈ってあげるとお手入れがかなり楽になります。

家族が大好きすぎる

家族のことが大好きで、コミュニケーションを密にとることを臨む子が多い印象です。
共働きで日中お留守番が長くなってしまうご家庭は、一緒にいられる時間に思いっきり遊んであげられるだけの体力が必要になります。

まとめ

以上、シェルティと暮らして大変なこと18選でした。
キリが悪いかなと思いましたが、この方がリアルな感じがあって好きだったので、あえてこの数字のままにしました。

シェルティの飼育の大変さだけを書いてしまったので、シェルティをこれから飼おうか悩んでいる方は恐れおののいてしまったかもしれませんが、大変なこと以上にシェルティにはたくさんの魅力があることも事実です。

現に私もシェルティの魅力にどっぷりつかってしまい、産業保健師という職を辞めてシェルティ専門ドッグブリーダーを目指すほど、いい意味で人生を狂わされました。
ちなみに3年以内にセーブルの女の子をお迎えする予定で、いい子がいないか探しているところです!

シェルティの素敵なところ、大変なところの両面を知った上で、それでもシェルティをお迎えしたという方が増えてくださるととても嬉しいです。
ちなみに「でかしぇるりんた」の名前でSNSに毎日シェルティの動画を投稿しています。
私のフォロワーさんたちはシェルティの発信をされている方がたくさんいらっしゃるので、色々なシェルティの写真を見てみるのも楽しいと思いますよ!

Instagram

近々「シェルティの魅力10選」や「でかしぇるりんたの魅力」についての記事も書きたいと考えていますので、お楽しみに!!

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